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2017年1月17日火曜日

マラソンと人生

アラン=シリトーの『長距離走者の孤独』という本を、遠い昔に読んだ。詳しい筋は忘れたが、ずっと先頭で走ってきた少年が、まちがいなく1位でゴールと思いきや、寸前で走るのを中止するという物語だったような天…。

マラソンはよく人生に例えられる。山あり、谷あり、かけひきあり。
どちらも、なかんか思い通りにはいかない。




アベベのように ずいぶん古い話になるが、ローマオリンピックに続く東京オリンピックの
マラソン競技で2連覇を果たしたエチオピアの英雄アベベ・ビキラ。
ローマオリンピックの時は直前に靴が壊れてしまい
自分に合う靴が無かったという理由で素足でオリンピックに出場した。
レース半ばで先頭に立ち当時の世界最高記録の2時間15分16秒で優勝する。
アベベのレース運びを見てみると、決して団子状態で競り合わない。
集団と少し離れて先頭に立ち、その差を広げながら勝利することが多い。
元経団連会長で清貧を通した土光敏夫氏は「アベベのようであれ」と言った。
人より常に一定の距離をおいて走ればムヤミな競争を避けることができる。
東京オリンピックが開かれた1964年、土光氏は石川島播磨重工業会長だった。

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